チェロリサイタル終演
龍野 しずくチェロリサイタル無事に終演いたしました。
【プログラム】
ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
プーランク:チェロとピアノのためのソナタ FP143
アンコール
坂本 龍一:戦場のメリークリスマス
今回は、チェリストの龍野 しずくさんのリサイタルにご一緒いたしました。
フランス色のお洒落な中、バッハの無伴奏チェロも入る濃密なプログラムでした。
今回、私はブーランジェ、プーランクといずれも初めて演奏する作曲家の作品でしたが、その作曲家について調べたり、他作品を聴いたりと、とても楽しかったです。
しかし、いい作品ほど難しいというのは常にあり、特に今回のプーランクのチェロソナタは、和声感が独特で弾いても弾いても頭に入らず、苦労しました。
移動の電車、お風呂に入っている時も常にプーランクを聴き、和声の癖や流れを頭に入れ、頭の中をプーランクで一杯にして、留学中に訪れたフランスで見た風景を思い出しながら練習する日々でした。
その甲斐あってか、当日はソリストの龍野さんと共に、フランス音楽の良さを伝えられるいい演奏ができました。
終演後は、ご来場いただいた方々からも、プーランクが素敵だった等、温かいお言葉もいただけました。
プーランクの作品は、まるで映画音楽のようで、皆さんも是非いくつか聴いてみられてください。
※当日の演奏動画は、studio dragonさんのYoutubeチャンネルからご覧いただけます。
また、来年の12月はトリオでの演奏会を予定しておりますので、是非足を運んで楽しんでいただければと思います。
最後になりますが、チェロリサイタルにお越しくださり、ありがとうございました。
黒木 遼